腰痛と更年期障害の関係は?更年期障害の原因を追究

50歳前後になってから体の不調を感じた時に、「更年期障害では?」と思ったことがある方は多いと思います。

更年期障害でも、人によって不調に感じるところが様々で、イライラなどの精神的にくる人もいれば、頭痛や腰痛など体にくる人もいます。

この「更年期障害とはどんな病気なのか」「腰痛と更年期障害とはどういう関係があるのか」を説明していきたいと思います。

更年期障害とは

そもそも更年期障害という病気を聞いたことがあるけど、なんでそうなるのかわからない人は多くいると思います。

更年期障害とは、女性の卵巣が役割を終え、女性ホルモンの分泌量が減少し始める更年期に、月経が不規則になっていくことやホルモンバランスが大きく変化する影響により、心身に不快な症状が色々と起こってしまう障害のことです。

最初に説明した通り、更年期障害の症状というのは、人それぞれで、症状の内容や重さが違います。

女性なら多くの方が経験するものです。

不快な症状が数日間続き、治まったと思ったら、また数日後に同じような不快な症状が続くといったような具合に断続的に続きます。

更年期障害は、約10年ほど続くと言われており、時間の経過と共にホルモンバランスが整うことで症状がおだやかになっていきます。

更年期障害と腰痛

更年期障害の症状で多いのが「腰痛」です。

更年期障害で起こる腰痛というものは、女性ホルモンである「エストロゲン」が関係しています。エストロゲンは、自律神経を整えてくれたり、代謝機能の維持や肌や髪の調子を整えてくれる効果があります。

閉経によりこのエストロゲンが減少してしまい、腰痛を含む様々な更年期障害の症状が起こるのですが、更年期障害の腰痛には、エストロゲンに加えて「肥満」の方や「姿勢が悪い」方、「日常生活で腰に負担をかけている方」などは特に気を付ける必要があります。

肥満であったり、姿勢が悪いだけでも腰に大きな負担がかかっています。

腰に限界がくる時間を早めてしまい、今までと同じように生活していても痛みや違和感を生じるようになってしまいます。

腰痛の原因は更年期障害じゃないかも

腰痛の症状というものは様々な要因で起こってしまいます。

そのため、なにが原因で腰痛になったのかの判断は難しいため、腰痛になった段階で、病院などの医療機関に原因を追求することをおすすめします。

原因がわかることにより、腰痛対策をしやすくなります。

原因がわからず、症状を長引かせることは、痛みを慢性化してしまい、なかなか痛みがとれなくなってしまうので早めに医療機関で診察してもらうようにしてください。