「サポニン」の効果や副作用・毒性・1日に必要な摂取量をチェック

更年期でお悩みの方は少なくありませんし、最近では、更年期にかかる方の若年化が進んでいますから、まだそんな年齢ではないという方も十分に注意しなければいけません。

更年期の際に積極的に摂取したいサポニンという成分についてご紹介致しますので、更年期の症状に悩まれている方はぜひチェックしてください。

サポニンとは?

そもそもサポニンとは一体何なのかというと、これはよく豆類(大豆やそら豆)などに含まれている成分です。

植物の根っこや、葉、それに茎などの様々な部分に広く含まれており、これが苦みの素となっています。

サポニンの働きとしては、体内のコレステロールを除去してくれたり、体内に血栓を作って動脈硬化を引き起こす素となる過酸化脂質が作りだされることを抑える働きがあります。

更年期障害の改善が期待できるサポニンの効果

サポニンについて見てみると、何が更年期障害の改善につながるのかと疑問に思われるかもしれませんが、大豆に良く含まれているということで女性ホルモンと同じような働きをすると思われた方も多いでしょう。

実は、そうではなく、女性ホルモンの乱れによって引き起こされる症状として自律神経の乱れがあり、これによってホットフラッシュだったり、頭痛などの更年期の症状が起こります。

そんな更年期の際に起こる症状の原因ともなる自律神経の乱れなどを整える効果があるのがこのサポニンなのです。

他にも、更年期には代謝が悪くなるので、肥満も起こりやすくなります。

上記でもご紹介したように、体内のコレステロールを除去する働きがあるため、体内に脂肪がたまることを予防してくれる、つまり肥満防止にも効果的な成分となっています。

また、これによって血液の中にある悪玉コレステロールが低下するため、血液が自然とサラサラになるのです。

サラサラの血液は、体内をきれいに循環してくれますから、体がぽかぽかするようになります。つまり、更年期の症状の1つである冷えの改善にもつながるというわけです。

ちなみに、更年期以外にも抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果にもなり、体の老化を抑えることができるので、特に美しくなることに余念がない女性にはぴったりの成分となっています。

サポニンが多く含まれる食品

更年期の症状だけでなく、健康や美容のためにもサポニンは摂取した方が良いということが上記からわかっていただけたはずです。そこで、ここではサポニンが多く含まれる食品をご紹介しましょう。

高麗人参や田七人参

高麗人参には40種類ものサポニンを含む食材で、自律神経の乱れを整えるのに効果的です。どちらの人参にも血液サラサラ効果があるので、冷えの改善、そして健康をも得ることができます。

大豆やそら豆

かなり強い抗酸化作用をもっており、過酸化脂質が増えることを抑制し、更年期の肥満防止、それに女性ホルモンと同じような働きもするので、ダブルで更年期対策に役立ちます。

豆腐や味噌などに多く含まれていますし、日本人は多く大豆を摂取しますが、過剰摂取は体調を狂わせるのでご注意ください。

ごぼう

ごぼうの中身よりも外側にある皮にサポニンは多く含まれています。ですので、皮ごと煮物などにして調理して食べる(一緒に豆類を入れて煮込むとさらにサポニンを摂取できます)と、更年期対策に効果的です。

更年期障害の改善に必要なサポニンの1日の摂取量は?

毎日必要な量のサポニンを摂取することで、体に効果が出てきます。それでは、サポニンは一体毎日どれくらい摂取すればよいのでしょうか。

サポニンの1日の摂取量は、目安として100mgです。

また、大豆製品を摂取してサポニンを得ようと思っている方は、上記でもご紹介したように、大豆イソフラボンの摂り過ぎはホルモンバランスを乱れさせることと同じ(大豆イソフラボンが女性ホルモンと同じような作用をするため)ようなことですから、過剰摂取は控えましょう。

ですので、大体1日に豆腐を1丁程度がにとどめておきましょう。納豆であれば1日2パックまで大丈夫です。

サポニンに副作用・毒性はあるの?

大豆イソフラボンの過剰摂取のようにサポニンを過剰摂取することでも副作用があります。

サポニンを過剰に摂取することで、細胞膜を壊してしまう働きがあるので、これによって赤血球を破壊してしまうという毒性があります。

しかも、サポニンの過剰摂取によって、血液に働きかける成分ですから、血中悪玉コレステロールを減らしてくれるのですが、それと同時に善玉コレステロールまでうしなってしまうので、結局、血液にとって悪い効果になってしまうのです。

ですので、上記の摂取量を頭に入れて摂取していきましょう。

サポニンが多く含まれている更年期サプリは?

毎日サポニンが多く含まれている食べ物を摂取しなきゃと思うと、これはかなりストレスになりますよね。

そこでおすすめなのがサプリで摂取して行くことですが、どんなサプリがおすすめなのでしょうか。

白井田七

上記でご紹介した田七人参を利用したサプリで、これはネットでも絶賛されている更年期予防サプリとしても注目された方は多いのではないでしょうか。

サポニンだけでなく、さらに血液をサラサラにする効果のあるフラボノイドが配合されていますし、使用されている田七人参は有機栽培という、安全性にもこだわった製品なので、安心して毎日摂取していただくことができます。

高麗美人

こちらも更年期予防サプリとして、様々な媒体で話題を集めていますが、なんと、98種類の高麗人参を1つのサプリに詰め込んだ、サポニンたっぷりのサプリです。

更年期の際に必要なカルシウムやミネラル類なども多く含んでいますから、更年期対策には非常に効果が期待できる製品となっています。

もちろん、こちらも上質な高麗人参を使用しているので安全ですし、体への負担もなく、安心してとり入れていただけますよ。