憂鬱(うつ)・不安感|更年期障害「うつ」の症状や原因・不安感の対処方法

更年期の症状はイラつきだけでなく、気分の落ち込みや鬱状態も考えられます。

いきなり将来に対して悲観的になったり、今の自分に対して不安を覚え始めてきた方は、そのきっかけは更年期になったことによる体調の変化かもしれません。

更年期の憂鬱(うつ)、不安の症状

更年期に差し掛かって憂鬱な状態に歯止めがかからなくなると、様々な症状が現れます。

簡単に症状とはいってもいくつかの分類がされているので、それらを参考にしながら今どんな状態が該当するのかを考えてみましょう。

物事に対して興味がなくなる(毎日が楽しくなくなる)
今まで興味を抱けていたものにいきなり興味を抱かなくなったら危険シグナルです。

趣味を楽しく思えなくなってしまい、それが憂鬱な気分を加速させる可能性があるためです。

今までニュースを追っていたのに全く追わなくなったり、周囲の変化に鈍くなったり趣味以外でも様々な症状で現れるので、無気力状態が続きやすくなります。

気分が落ち込み憂鬱(絶望的な気持ち)になる
何かに対して絶望的な気持ちになりやすいのも更年期の特徴です。若い頃よりも活力がなくなったり、老いを感じることでそうした絶望的な気持ちが強くなりやすいのです。

気力がなくなり疲れがとれない感じがする
精神的な重みが強くなると、なかなか体の怠さが取れない可能性も高まります。体はリフレッシュできても気持ちが追いつかず、あたかも体全体が不調であるように感じてしまうのです。

そのまま動かなくなると本当に体調が悪化してしまい、より気持ちを落ち込ませる原因を作りかねません。

寝つきが悪くなるまたは眠り過ぎてしまう
睡眠の問題を抱えやすいのも更年期の特徴の一つです。

更年期になると自律神経が崩れてしまい、睡眠でも眠りすぎるあるいは全く寝付けなくなるなど極端な睡眠障害を発しやすいのです。

年齢を重ねると眠りが浅くなるという印象が強いかもしれませんが、更年期のように年齢を重ねていながらも老年期には入っていない方は睡眠関係で狂いやすいのです。

食欲不振になるまたは食べ過ぎてしまう
食欲不振に陥ってしまい、必要な栄養素が体に行き届かなくなる可能性も考えられます。憂鬱状態に陥ると食べ物が喉を通らなくなってしまい、結果的に食欲不振が加速してしまうのです。

反対に過食が問題になることもあり、いずれにせよ体のバランスを崩しかねないことに違いはありません。

人生に対する不安感や孤独感・迷いが生まれてしまう
更年期は人生の折り返し地点でもあり、将来に対して今までのように若い気持ちを保ちづらくなる年代でもあります。

人生に対して不安を強く覚えたり、独身の方は孤独感が強まる時期です。それが更年期症状に絡んで悪影響を及ぼす可能性は十分に考えられます。

動きや話し方が遅くなるまたはその反対
精神的な変化は話し方にも影響を与えることもあります。今までのように俊敏に動けなくなり、ゆっくりとした動けなくなるのです。

反対に、今までは落ち着いたテンポで話せていたのに早口になることもあります。

更年期の憂鬱(うつ)、不安の原因

自律神経の乱れから憂鬱な状態に陥りますが、これが丸々更年期障害の特徴に当てはまります。

女性が鬱になりやすいのは女性ホルモンの分泌が上手くいかなくなるためで、これは加齢によるものである意味避けようがないものです。

そのため、大なり小なり人は更年期になると鬱病やイライラする状態になりやすくなります。

更年期の憂鬱(うつ)、不安の対処法

更年期の鬱は単なる自律神経の乱れだけではないので、ある程度対処法はあります。

簡単に行えるものもたくさんあるので、ぜひ日常生活に取り入れることで心身ともに健康的な毎日を送ってみましょう。

有酸素運動を行う
有酸素運動は特におすすめな方法で、ストレス対策に一役買ってくれます。

ストレスにより体がぼろぼろになると更年期症状が進行してしまうので、有酸素運動のように気持ちをリフレッシュできる方法は効果的です。

アロマセラピーなど心のリラックス
アロマセラピーなどで心を落ち着かせることも効果的です。

今はアロマディフューザーなど簡単にアロマを使える道具もネットから購入できるので、そちらを活用してアロマの効果を実感できます。

婦人科のカウンセリングに通う
更年期に関する相談を行いたい場合は、婦人科を訪れることになります。

よくある質問として更年期の問題はどこの診療科を訪れればよいのかがわからない、というのがありますが、これは女性の場合婦人科になります。

女性ホルモンの減少からも分かるように、婦人科では適切なアドバイスを送ってくれるので更年期の鬱状態を抜け出せる手がかりになるかもしれません。

何より、誰かに話すだけでも気持ちは楽になります。

ホルモン補充療法(HRT)を行う
ホルモンが不足しているのなら、ホルモンを直接補充することで補う方法もあります。

それがこのHRTであり、シンプルな分効果的なので女性ホルモンが減少し始めた方は実践してみましょう。

漢方薬・更年期サプリでケアする
今は更年期サプリなど体の内側からサポートしてくれる製品が多数販売されています。

更年期サプリに関しては、女性ホルモンの働きを期待できるエクオールが配合されたサプリメントなども販売されており、より直接的に更年期障害を改善できます。

漢方は古くからその効果が実証されてきたものが揃っているので、薬に頼りたくない方は漢方から治していくと良いでしょう。

更年期ではないうつ病との違いとは?

更年期と通常の鬱は何が違うのかは、基本的な症状に違いはないものの発症する原因に違いが見られます。

  • 女性ホルモンの減少
  • 更年期に生活環境が変わりやすいこと

などが挙げられます。

女性ホルモンの減少を完全にストップさせることはできないものの、普段から対処していればある程度食い止めることは可能です。

ただし、どうしても耐えられない場合は精神科などを受けてアドバイスを貰ったり、向精神薬などを処方してもらうことをおすすめします。

薬に頼ることを悪いイメージで捉えている方もいるかもしれませんが、どうにもならず放置しておくよりもはるかに良い方向へ傾くはずです。

こんな人は更年期うつになりやすい

まず、今の自分や将来に対して不安が大きい方は更年期鬱になりやすくなっています。

ただでさえ女性ホルモンの分泌が少なくなるのに加えて、これら不安が襲いかかることで自律神経が乱れてしまい更年期鬱を発症してしまうのです。

また、ストレスを感じやすい立場にいる方も要注意です。

この年代になると、男女問わずそれなりの立場に身を置いている方も多く、それが鬱病の原因になりやすいのです。

一度うつ状態になるとなかなか自力では解決に向かいづらく、思考が後ろ向きになってしまうため改善しづらい環境になります。

我慢しがちな方はまさにこの典型的な一例で、誰かに頼ることを戸惑ってしまう方はそのまま自分ひとりで悪い方へ悪い方へ考えてしまうのです。

更年期鬱に対して大切なことは、いずれは治ることを念頭に置くことです。

更年期は色々と体調が崩れやすい時期でもあるので、その時期さえ乗り越えれば鬱病も解決することを覚えておきましょう。